「ある日、親が倒れて介護しなくてなはらなくなった…」
そんな風に、突如訪れる介護生活。
多くの人にとって、介護生活は気持ちも環境も全く準備が整っていない状態でスタートします。
そして病状にもよりますが、平日・休日問わずに病院に通ったり、退院後在宅になるようであれば、身の回りのお世話などをすることになります。
この時に多くの方が一気に不安になるのが、
自分の仕事を続けながら介護をできるだろうか?
ということ。
全く未知の介護生活の始まりに、ただでさえ忙しく負担が大きい仕事との両立…
想像するだけで不安で押しつぶされそうになってしまうのも無理ありません。
ここでは、そんな風に介護生活に直面した時に、自分自身の人生を守るためにはどうすれば良いのかについて紹介していきます。
目次
不安に駆られて勢いで仕事を辞めるのはNG。
まず最初に気をつけたいのが、家族が病に倒れたことと今後の仕事への不安が募り、勢いで現在の仕事を辞めてしまうことです。
特にフルタイム勤務している場合は、平日は仕事をこなすことでいっぱいいっぱいなのに、仕事が終わってから病院によったり実家に戻ってお世話をしたり…なんていうことを想像すると、大きく不安に駆られてしまうでしょう。
ただしこの時は、今後の介護生活がどんなものなのかが分からないから不安な気持ちが大きくなっていることも多いのです。
例えば親が倒れて現在入院している場合、
- このまま病院に数ヶ月入院するのか。
- 早めに退院しその後は在宅ケアになるのか。
- 在宅介護の場合はデイサービスやヘルパーさんを利用するのか。
- 介護施設に入居するのか。
- 想像以上に回復し、介護が必要ない状態に戻るのか。
など、今後様々なパターンがあります。
そして、よほど明確な病状でない限りは、今後どのような状況になるのかは、まだ誰にもはっきりと分からないのです。
そんななかで、「今後介護と仕事を両方やっていける自信がない」と不安な気持ちから会社を辞めてしまうのは高リスク。
なぜなら介護は必要なくなるかもしれませんし、在宅だったら基本的にヘルパーさんにお任せする方が安全という判断になるかもしれません。
そうなってしまったらあなたが会社を辞めたことが無駄になってしまい、また再就職活動をしなくてはなりません。
そういったことも踏まえて、勢いで仕事を辞めてしまうことは避けましょう。
まずは勤務先会社に相談し、様子を見よう。
特に最初の頃は、慣れていないこともありますし病院へ毎日通ったり、手続きなどで忙しい日々になるかもしれません。
ですのでまずは早めに勤めている会社に相談して状況を説明しましょう。
- 最初のうちは休む日数が増えてしまうかもしれないこと。
- 今後どうなるかはまだ不明であるということ。
を伝え、介護休暇などがあればそれらも利用したい旨を伝えます。
「こんなことを言って会社に迷惑をかけたくない」
と思うかもしれませんが、何も事情を言われずに急に欠勤や体調悪化などがあるほうが会社的にはリスクですので是非相談をしてみてください。
そして皆さんが思っている以上に企業側は、社員が勤務継続してくれることを重視しています。
ですので、
- 一時的な休暇の増加。
- 早退など勤務時間の変更
- 自宅や実家から近い支社への異動
などは、一度打診してみるのが良いですよ。ダメといわれたら仕方ないですし、もしOKが出ればありがたいですよね。
介護生活のリズムか掴めてきたら、今の仕事を続けるのか、転職するのか、仕事を辞めるのかを判断する。
徐々に家族の病状や回復状況がわかり、退院の目処や今後の生活レベルがどの程度になりそうなのかなどが分かってくると思います。
そのくらいの時期で、介護に合わせて自分はどう動けば良いのかをシミュレーションしてみましょう。
たとえば、
- 平日は仕事後に週1,2回行けば大丈夫そうなのか、日中も自分が診ないと厳しそうなのか。
- 自分以外の家族・兄弟などと、どの程度介護を分担するのか。
- 週末は毎週行くのか、月数回でよいのか、必要ないのか。
- 日々の生活は家族が介護するのか、ヘルパーさんにたよるのか、デイサービスを利用するのか、施設に入るのか。
これらを検討すると、あなたの働き方は主に以下の3つのパターンに分類されます。
- 現在の仕事を継続しながら、仕事後や休日に介護をする。
- 仕事の時間や勤務日数を減らし、介護をする。
- 仕事を辞めて介護に徹する。
上から順に望ましいパターンになります。
3の介護のみに徹する生活というのは、よほど必要に迫られているのではなければ避けたいパターンです。
仮に現在あなたが、
「親にはとても感謝しているので全力で介護をしたい。」
「金銭的には余裕があるので仕事を辞めても大丈夫。」
などと思っているかもしれませんが、本当に大丈夫なのか100回くらいは考え直しましょう。
いくら相手が大好きな人・家族であってもつきっきりで介護をするというのは本当に大変なことです。
子育てをしたことがある方ならお分かりになると思いますが、あんなに可愛らしくて愛らしい自分の赤ちゃんでも、24時間四六時中お世話をしていて、しかも泣きわめいたり手に負えない状況を一人で対処しなくてはならないとどんどん育児鬱のような状態になってしまいます。
そして毎日がそのことだけで100%頭の中が埋まってしまうと、だんだんとちょっとのことでも悩んだり辛く感じるようになって行くのです。
ですので介護をお互いに気持ちよく続けるためには、あなたの生活にそれ以外の要素があることが、ハッピーな介護生活を続けるための秘訣なのです。
もう一点重要な要素が、お金です。
いくら現在生活するのに困らない状況といっても、人生100年、60歳の定年退職後の人生が40年もあると言われる昨今、いくら預金があっても困ることはありません。
逆に言えば、これまで一般的に十分と言われてきたような貯蓄と年金額ではこれからの老後人生は十分に過ごせないとも言われています。
そして一度仕事を退職してしまうと、20代ならまだしも30,40,50代で数年ブランクで再就職というのは非常に厳しいのが現実。
ですので、介護を仕事を両立していくというのは、
- 介護生活を健康でハッピーに過ごすための要素。
- あなた自身の今後のお金環境。
の両方のために、大きな意味を持つことなのです。
可能であれば、週数日でも働こう。
現在の職場でこれまで通りか、もしくは会社と相談し多少勤務時間が減ってもそのまま働けるのが最も理想です。
しかし今後の介護状況では、現在の職場を継続するのはどうしても難しそうだという場合もあると思います。
そんな場合は、上記で挙げたように日中はヘルパーさんにお願いしたりデイサービス施設を利用するなどして、可能な限り週数日だけでも働けるようにしましょう。
週に数日だけ働くというとアルバイトが思い浮かぶと思うのですが、アルバイトの場合は時給がかなり低めなのが一般的。
特にサービス系のシフト勤務だと、アルバイト勤務が体力を使い、介護もしてヘトヘト…となってしまっては困ります。
そこで介護と仕事を両立するためにおすすめなのが、オフィス事務系の派遣で働くという方法です。
派遣というとイベントなどの日雇いスタッフのようなイメージがあるかもしれませんが、そういった短期派遣とは別にオフィスや軽作業をメインとした数ヶ月〜長期の派遣のお仕事があります。
オフィス事務派遣大手の「テンプスタッフ」では、
- 残業無し17時定時あがり。
- 週3日のみ勤務。
- 在宅からのリモートワーク。
- 扶養内の勤務。
- 15時定時の仕事。
など、普通の求人ではあまり見つけられないような様々な条件の求人が常時3万件以上あります。
また、派遣会社は他にも多くあるのですが、テンプスタッフは全国に拠点展開していて、都心はもちろん地方でも仕事を見つけやすいというのも大きな特徴。
介護と仕事を両立していきたいという方は、是非一度登録してみてください。
Webからのクイック登録なら、スマホからでも数分で登録できて、テンプスタッフで扱っている求人も検索&気に入ったものがあればそのまま応募もできます。
仕事を続けるか、やめるか…の2択ではなくて、柔軟性のある派遣という働き方で是非両立して、介護とあなたの人生を楽しく過ごしてくださいね。
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